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NEWS

新メンバー大募集中!

July 29, 2016

少女閣下のインターナショナルクリエイターチームと、雑誌『TRASH−UP‼︎』及びTRASH-UP!!RECORDS、WEEK-ENDによる新しいプロジェクト【電影と少年CQ】メンバー募集の告知

【概要】
アイドルみたいだけどアイドルじゃない音楽チーム、アイドルの皮を被った別の何かな音楽チーム、いやもしかしたら新時代の正統派アイドルかもしれない音楽チーム、いやいやアイドルの概念をぶち壊してしまう悪魔のごとき音楽チーム、それは【エイガ・サントラー】というあたらしい概念を名乗る少女たちによる音楽チーム。

 

【メンバー募集(1):1〜3名】
①14歳〜22歳(くらい)の女性
②東京近郊が主な活動拠点となるため、そこに通える方
③経験は一切問いません、未経験者も歓迎
④特定の事務所に所属していない方
⑤2年間程度の活動を想定しています、その間めげずに続けられる方
⑥急な招集もありますので、時間的に余裕がある方が望ましいです
⑦18歳未満の方は保護者の承認が必要となります

【メンバー募集(2):0〜1名】
・メンバー募集(1)の条件①に該当しない方
(例:女性じゃない、年齢制限に引っかかる、アイドルと名乗るには自信がない、サブカルっぽいのがキライ、自称地球人じゃない、そもそも自称人間じゃない等なんでもアリ)

【報酬】
・交通費援助
・活動開始時は少額ですが、ギャラあり

 

★ご応募は必ず下記の【注釈】をお読みいただいたうえで、以下の【応募要項】の内容を記載・添付し
his.excellency.girl@gmail.com
宛にお送りください。
締切:2016年8月21日(場合によって前後します)

 

★選考は1次を書類審査とし、結果は一週間以内にメールにて返信いたします。
 

★2次選考は8月中旬から下旬にかけて都内での面談となります。その際実技試験として特技(歌・ダンスに限らず自分が得意と思うもの)を披露していただきます。

 

 

【応募要項】
(1)氏名
(2)お住いの地域(都心までの移動時間、交通費)
(3)電話番号
(4)職業(学生の方は学年も)
(5)年齢
(6)身長
(7)趣味や特技(複数回答可、具体的な内容が好ましいです)
(8)休みの日に何をしているか
(9)志望動機
(10)全身写真と顔写真(プリクラはNG)

 

【注釈】
※活動内容は週に1〜3回程度のライブ活動(チェキ撮影などの物販も含む)、映像作品への出演、レコーディング、CDやグッズなどの販促活動、各種メディアへの出演、週に一度程度のレッスン参加など。

 

※本格的なCDデビューやステージデビューは10月下旬を予定しております。それまでの期間はレッスンやレコーディングを行います。

 

※アイドルグループとは名乗りませんが、ライブアイドル的な活動(アイドルイベントへの出演、ライブ前後の物販におけるチェキ会など)も行います。

 

※またいわゆるアイドルっぽくはない楽曲も歌いますし、アイドルグループが普段出演しないような音楽イベントにも出演いたします。

 

 

代表:長田左右吉(元・少女閣下のインターナショナル演出)、街田格(元・少女閣下のインターナショナルマネージャー)
Mail:

his.excellency.girl@gmail.com

 

協力:屑山屑男(TRASH−UP!!)、シマダマユミ(TRASH-UP!!)、灘藍(作曲家)、WEEK-END

【エイガサントラー】の歴史

February 23, 2023

電影と少年CQ立ち上げ記念に、あのジャズ評論家であると同時に映画評論家でもある信濃ワタル先生に【エイガサントラー】の歴史について寄稿をいただきました!

電影と少年CQは『エイガサントラーチーム』と名乗っていますが、エイガサントラーとは何も彼らオリジナルのジャンルではありません。

1942年第二次世界大戦中のアメリカはサンタモニカでマイケル・ジャクソン(同名の『スリラー』や『BAD』のマイケルではもちろんありません)なるストリートのジャズミュージシャンが起こしたささやかな事件が起源と言われております。

ジャクソン氏は当時トーキー映画にその座を奪われようとしていたサイレント映画の熱心なファンであり、サンタモニカにあった二番館アルクハリ座で映画『奪われた三羽のカラス』(1938米/モーリス・サムソン監督)の鑑賞中に、いてもたってもいられなくなり、即興でトランペットを演奏。物語のリズムに合わせたトランペットの奏は最初こそ迷惑行為だと他の観客から怒鳴られたものの、次第に受け入れられ、79分の映画が終わる頃には拍手喝采が起こったとか。

果たしてこの眉唾もののエピソードが真実か否かは置いといて、このアルクハリ座でマイケル・ジャクソンの即興演奏が好評を得て、サイレント映画の晩年にちょっとした華を添えたというのは当時の新聞できちんと確認できます。

さて、ここで重要人物が登場いたします。
モダンジャズの始祖【バード】ことチャーリー・パーカーです。

当時22歳であったチャーリー・パーカーはマイケル・ジャクソンの即興演奏に感動、彼の演奏を「Like sandlot to be Eiger!」と称賛したそうです。
「sandlot」とは児童遊園地にある砂場のこと、「Eiger」とはスイスにある標高3970メートルの【死の山】ことアイガー山のこと。つまりチャーリーは「まるでガキの砂場(もはや死んでしまったサイレント映画)が、アイガーみたいになりやがった!」と言ったんですね。なんともバードらしい表現じゃないですか。
ちなみにこのエピソードは1988年にクリント・イーストウッドが撮ったチャーリー・パーカーの伝記映画『バード』でも確認できますので、気になる人は是非。

さて、1940年代中盤になると、チャーリー・パーカーは彼のバンドにある少年を迎え入れます。
後にジャズ界のドンと呼ばれる彼こそ、ご存知マイルス・デイヴィスです。
当時すでにヴィバップ(即興演奏)を完成させていたチャーリー・パーカーに、あのアルクハリ座での運命的な体験が影響していたのかは定かではありませんが、お坊ちゃんだったマイルス・デイヴィスはチャーリーにジャズだけではなく、酒や麻薬、女遊びなど様々なこと教えてもらい、一流のジャズマンへと成長していきます。

さて、時はくだり1958年。ヌーヴェルバーグが覆うフランス映画界に一本のサスペンス作品が誕生いたします。その名は『死刑台のエレベーター』。監督は当時26歳だったルイ・マル。
ルイ・マルはその作品の音楽を、当時モードジャズの一人者へと成長していたマイルス・デイヴィスに依頼します。
マイルスは作品を見ながら即興で音を充てていきました。あの映画サウンドトラック史&モダンジャズ史に輝く名盤『死刑台のエレベーター』の誕生です。
ルイ・マルはマイルスの演奏に感動。鼻息を荒げ(ていたかどうかは分かりませんが、おそらく鼻息を荒げたでしょう)「その演奏はなんなんだ!?」と問うたようです。
そこでマイルスは、かつて師であるチャーリー・パーカーから聞いたアルクハリ座での体験談を思い出し、こう答えました。
「あれはEiger Sander さ」
これ、ちょっと解説を挟まなければならないのですが、当時の黒人たちのスラングなんですね。スラングが二つも入ってる上に、ちょっとマイルスがスラング使用方法を間違ってしまったのでフランス人のルイ・マルは困惑してしまった。
「A to be B」すなわち「AがBになる」という構文の場合、当時のスラングでは「BA」と名詞二つ並べただけで表現してしまうっていうのが流行っていたんです。これが一つ目のスラング。
さらに「地区」を表す「〜lot」っていう名詞は「〜ler」って言うのがカッコいいとされていたんです。例えばスティーヴン・キングの有名な小説に『Salem's Lot』(邦題:呪われた町)っていうのがありますが、これを当時の黒人スラングで言うと『Salem's Ler』ってなります。
で、マイルスはキザですから、フランスのキザ野郎なんかにバカにされてたまるかって意識もあったのでしょう。「砂場」なんて言葉にもこのスラングを適用してしまった。
で、『Eiger Sandler』なんてトンチンカンな用語が誕生してしまった。
気の毒なのはルイ・マルで、そんな誰も聞いたことない言葉を自慢気に語られたものだから、知ったかぶるしかない。
映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」の当時のインタビューを読むとルイ・マルだけでなく主演のジャンヌ・モローまでもが「(マイルスの)Eiger Sandlerは都会的な知性がある云々」みたいなこと言ってますので、もしかしたら当時ヌーヴェルバーグ勢に結構この言葉は浸透していたのかもしれません。下手したらトリュフォーもゴダールもアンナ・カリーナも言ってたかも。

さて、このトンチンカンな言葉はやがて日本でも使用されることになります。
女性向け生活雑誌『MoGa』の1962年秋号を読むと、鈴木佐代助監督の『姉の川』に対する批評に「主演の奥村マァ子女史の演技は現代的かつ性的でマッタク素晴らしいが、上原ヨウジ氏の音楽はまったくエィグァーサントラーとなっていない」なる記述が見られます。
この批評を書いたのは、当時新批評派を名乗っていた中央大グループの一人中野柘榴であり、他の批評を読んでみても中野はこの言葉を幾たびか使用しています。
また中野以外にも当時の批評家に「エイグァーサントラー」という言葉を使用している者は数人見受けられます。

残念ながら1960年代序盤以外に日本で「エイグァーサントラー」を使用している文章は見られませんが、この言葉の誕生から半世紀以上も経て、日本でこの言葉を名乗る少女たちが登場するとは、マイルスもチャーリー・パーカーも、ましてやエイグァーサントラーの始祖マイケル・ジャクソンなど思いもよらなかったでしょう。

欧米では1960年代中盤まで「Eiger sandler」という言葉が散見されますが、そのあとは日本と同様見受けられなくなります。
それぞれの使用方法にはいささか違いが見受けられますが、総じて「映像に音楽を充てる行為」という意味だけは統一されています。
60年代後半には完全に廃れてしまったかに見えた「Eiger Sandler」ですが、そんな言葉マイルスでも忘れてしまったであろう1980年代前半に再びアメリカの地でネオアカを称えた若者たちの手によってこの言葉が散見されるようになります。
この話はまた別の機会に。

信濃ワタル:1943年満州生まれ
代表的な著作に『必見!グルコサミンの効力』、『続・グルコサミンの効力』(共に吉岡出版)、『実は危険! 〜現代にはびこる悪魔、グルコサミン・マイナスイオン・水素水〜』(TTT文庫)など。

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